第4回 日本プロセス化学会 東海地区フォーラム 出前講義連携企画・G研セミナー

第4回東海地区フォーラム 出前講義連携企画・G研セミナーを、2026年10月15日に静岡大学浜松キャンパスにて開催します。

日時:2026年10月15日(木)13時00分~16時00分
場所:静岡大学浜松キャンパス 総合棟24教室
主催:日本プロセス化学会 東海地区フォーラム
共催:静岡大学グリーン科学技術研究所
開催方法:会場参加
参加費:無料
情報交換会:実費、詳細は後日ご案内いたします。
チラシ:20261015_日本プロセス化学会_東海地区フォーラム_案内.pdf

本フォーラムは、日本プロセス化学会の出前講義と連携して開催するものです。学術界および産業界から講師をお招きし、最新の科学ならびにプロセス化学に関する知見と、実践的な取り組みについてご講演いただきます。東海地域におけるプロセス化学分野の交流と発展を目指し、学生、大学関係者、企業研究者の皆様のご参加をお待ちしております。

講演1 学術界講演:13時05分~14時25分
1.分子骨格を“作り直す”化学
山口 潤一郎 先生(早稲田大学 教授)

分子骨格を“作り直す”ことは、医薬・材料分子の機能を根本から再設計するための有力なアプローチです。本講演では、結合の切断と再形成を精密に制御し、分子構造を組み替える「結合再配線」に基づく新しい分子変換を紹介します。とくに、芳香族ケトンを単一工程で異なる芳香環へ変換するヘテロ芳香環スワッピング反応や、ラジカルと遷移金属触媒を組み合わせた骨格変換に焦点を当てます。従来の多段階合成に頼らず、分子骨格そのものを直接編集できる点が特徴です。併せて、時間が許せば Chem-Station についてもご紹介します。

休憩:14時25分~14時35分

講演2 産業界講演:14時35分~15時55分
2.医薬品開発におけるプロセス研究と連続生産(フロー合成)技術の活用
臼谷 弘次 氏(小野薬品工業株式会社)

低分子医薬品は、多様なモダリティが登場する現在においても、依然として製薬産業の中核を担う重要な領域です。有機合成化学や化学工学の知見を基盤に、安全性・コスト・供給安定性を満たしつつ、スケールアップ可能な製造プロセスを構築することは、プロセス化学者の使命であり、研究者の腕の見せ所でもあります。本講演では、医薬品開発におけるプロセス研究の役割を平易な言葉で紹介するとともに、連続生産(フロー合成)技術を活用した最新のプロセス開発事例も取り上げます。学生・研究者・技術者の皆さまに、新たな視点や気づきのヒントをお届けできれば幸いです。

申込方法:
参加をご希望の方は、下記の申込フォームよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/wXxaS7Rr87

問い合わせ先:
静岡大学工学部・グリーン科学技術研究所
間瀬 暢之
E-mail:mase.nobuyuki@shizuoka.ac.jp

【盛況御礼】2026年度第1回(39回)日本プロセス化学会東四国地区フォーラムセミナー

当フォーラムは、プロセス化学における次世代の人材を育成することを大きな目標としていることから、若手研究員ならびに院生・学生を対処としており、セミナーの内容は化学的な内容に偏ることなく、プロセス化学の基礎から先端技術まで、広範囲を対象としており、今回は57名(学生36、一般21)の参加で行われた。
今回のセミナーでは第一講目においては“「仕事をするとは?」― これから世の中に出て行く皆さんへ ―“と題して株式会社 ラベニール3000 笹岡 三千雄先生にご講演いただいた。笹岡先生の講演では、講演者自身の経験をもとに、学生に対して将来の働き方や生き方の重要な指針が示された。まず、近年の企業採用は新卒一括採用から即戦力やポテンシャル重視へと変化しており、学生は自分の強みや意欲を持って臨む必要があると指摘された。特に重要なメッセージとして、「本当に好きなことを見つけ、それを可能であれば仕事にする」ことが強調され、没頭できる対象を持つことが豊かな人生につながるとおっしゃられた。続けて、ご自身の研究者・企業人としてのキャリア(留学、研究開発、企業での事業化など)を紹介され、その中で「人との出会い」が人生や仕事の方向性を大きく左右することを強調された。また、成功には明確な目的意識と動機、そして粘り強く継続する姿勢が不可欠であり、失敗しても修正しながら前進することが重要であると述べられた。さらに、自分の頭で考え主体的に行動する力が実社会では重要であると指摘され、与えられた課題に従うだけでなく、自ら考え挑戦する姿勢を持つことの大切さを伝えられた。様々なご経験をしてこられた笹岡先生だからこそお話しできる非常に興味深い講演であった。
第二講目において「触媒的骨格転位反応の新展開」と題して、東北大学高教機構・東北大院理教授 中村 達先⽣にご講演いただいた。本講演では、「ケミカルスペース(理論上存在し得る化合物の総体)の拡大」、すなわち、未踏領域を切り拓くためには、新たな有機化学反応の創出が不可欠であり、とりわけ骨格変換に着目し、基質の精密設計と金属触媒の合理的選択により新規性の高い触媒的骨格転移反応を開発されてきた点について講演がなされた。講演では、様々な独創的な合成法が紹介されたが、その一部を紹介する。例えば、O-propargylic oxime に対し銅などのπルイス酸性遷移金属触媒を作用させることにより、C-O、N-OまたはC=N結合の開裂を伴う骨格転位を経て多様な環サイズをもつ多置換へテロ環化合物が効率的に合成できることを明らかにされた。また、N-ヒドロキシアニリン誘導体の[1,3]-アルコシキ転位での触媒化にも成功されている。さらに、1,3転位反応やドミノ反応を利用し、従来困難であったメタ置換アニリンなどを高選択的に構築できる点やカチオン性NHC-Cuおよびアルコキシド共触媒の存在下でオルト位に電子供与基を有するN-アルコキシアニリンとアルコールとの反応において、脱芳香族化1,4-シクロヘキサジエン誘導体を高収率かつ高選択性で生成した例も紹介された。
後半では、π-ルイス酸性触媒として金触媒や銀触媒を用いスルフィドやスルフィルイミンを含む基質とすることで、S–N結合やS–O結合の切断・再構成を伴う反応が進行し、新しいヘテロ環骨格が得られる。O-アルキニルベンズアルデヒド由来のN-スルフィニルイミンの環化-分子間スルフィニル基転移反応は、π-ルイス酸性銀触媒によって効果的に促進され、4-スルフィニルイソキノリンを高収率で得ることができた。さらに、キラル求核共触媒存在下での銀触媒反応は、高いエナンチオ選択性でキラルスルホキシドを生成した。また、O-アルキニルベンゼンスルホンアミドのAu触媒反応が、環化に続いてスルホニル基がC4位に位置選択的に転位し、4-スルホニルインドールが生成する研究なども紹介された。

日 時:2026年6月27日(土)
会 場:徳島大学薬学部(蔵本キャンパス)長井記念ホール

講 演:14時〜16時15分
1.笹岡 三千雄 先生((株)ラベニール3000 )
「仕事をするとは?」― これから世の中に出て行く皆さんへ ― 
   座長 大江 匡彦(シオノギファーマ)

2.中村 達 先生(東北大学高教機構・東北大院理 教授)
「触媒的骨格転位反応の新展開」
  座長 山田 健一(徳島大学)

ポスター発表:16時30分〜18時

プログラムおよび要旨

ポスター賞を、題目「ビスフェニルメンチルアルキリデンマロネートを用いるシクロプロパンアミノ酸のジアステレオおよびエナンチオ選択的合成法の開発」の徳島大薬の髙橋昇吾さんに授与しました。

主催 日本プロセス化学会 東四国地区フォーラム(代表幹事 宍戸 宏造)

なお、次回は第40回記念東四国フォーラムを2026年12月19日(土)に徳島大学常三島キャンパスにて行います。
皆様の参加をお待ちしております。

2026年度第1回(第39回)東四国地区フォーラムセミナー

2026年度第1回(第39回)東四国地区フォーラムセミナーを、2026年6月27日(土)に徳島大学薬学部(蔵本キャンパス)長井記念ホールで開催します。

本会は若手研究者ならびに院生、学生を対象とした講演会で、プロセス化学の醍醐味、
重要性を学ぶセミナーを行っています。
多くの大学院生、学部学生、教職員ならびに企業の研究者のご来聴を歓迎します。
講演会の後、15件程度のポスター発表を受け付けます。
発表をご希望の方は、下記の連絡先までお申し込みください。
また、講演後に講師の先生とフォーラム幹事を交えた情報交換会・ポスター発表を行います。
奮ってご参加下さい。(参加費:一般1000円、学生500円[ポスター代表発表者は無料])

日時:2026年6月27日(土)
   講演 14時~16時15分
   情報交換会・ポスター発表 16時30分~18時
場所:徳島大学薬学部(蔵本キャンパス)長井記念ホール

講演 14時~16時15分

1.「仕事をするとは?」-これから世の中に出ていく皆さんへ-
  笹岡三千雄 先生((株)ラベニール3000)
  座長 大江匡彦(シオノギファーマ)
2.触媒的骨格転移反応の新展開
  中村達 先生(東北大学高教機構・東北大院理 教授)
  座長 山田健一(徳島大学)

情報交換会・ポスター発表 16時30分~18時
詳細及びポスター発表申込方法は、ポスター(PDF)をご覧ください。
ポスター賞応募規定(2025.01改訂)

ポスター発表申込について:ポスター応募要領参照
 申込をされる方は、発表題目、所属、氏名(発表者に○)、及び概要(100から200字程度。
図表に代える場合は字数を調整ください。)のwordファイルとpdfファイルをzipファイルにして、
メールで下記の幹事までお送りください。
また発表者の学年(○の方のみ)をご連絡ください。
申込期限: 2026年6月18日(木)
申込先 : 加来裕人(徳島文理大学) E-mail:kaku@ph.bunri-u.ac.jp
      三好徳和(徳島大学)   E-mail:miyoshi@ias.tokushima-u.ac.jp

連絡先 : 山田健一(徳島大学) E-mail:yamak@tokushima-u.ac.jp
代表幹事 : 宍戸宏造(徳島大学名誉教授)
幹 事 :安芸晋治(大塚製薬)、内海圭一郎(讃岐化学工業)、大江匡彦(シオノギファーマ)、
小笠原正道(徳島大学)、加来裕人(徳島文理大学)、笹岡三千雄(ラベニール 3000)、
角田鉄人(徳島文理大学名誉教授)、難波康祐(徳島大学)、南川典昭(徳島大学)、
三好徳和(徳島大学)、山田健一(徳島大学)

【盛況御礼】2025年度第2回(第38回)2025年度第2回(38回)日本プロセス化学会東四国地区フォーラムセミナー

当フォーラムは、プロセス化学における次世代の人材を育成することを大きな目標としていることから、若手研究員ならびに院生・学生を対処としており、セミナーの内容は化学的な内容に偏ることなく、プロセス化学の基礎から先端技術まで、広範囲を対象としており、今回は67名(学生41、一般26)の参加で行われた。
今回のセミナーでは第一講目においては「受託合成におけるスケールアップ ~ mLからkLへ ~」と題して讃岐化学工業株式会社 内海 圭一郎先生にご講演いただいた。企業のプロセス開発の第一線で活躍されている貴重なご経験を紹介してくださった。モデルケースを用いて、企業で実際に行われているプロセス開発の流れを机上検討~秘密保持契約~見積~ラボ検討~プラント試作~納品と非常にわかりやすくご紹介され、スケールアップ時に発生する課題やその対策について具体的に紹介いただき非常に興味深い講演であった。
第二講目において「有機合成化学的アプローチで挑む免疫調節分子の創出と機能解析」と題して、徳島大学大学院薬学研究科 井貫 晋輔先生にご講演いただいた。先生の研究の目的は、創薬に資する機能性分子(ケミカルツール、医薬シーズ)の創出を行なうことである。本講演では、有機化学を用いた免疫調節分子の創出とその機能解析について、特に光触媒の活用に焦点を当てた研究が紹介された。光触媒に関しては、特に可視光応答性のものを活用して、生態関連分子の化学合成や免疫解析ツールの開発を進められている内容で非常に興味深いものであった。

日 時:2025年12月13日(土)
会 場:徳島文理大学薬学部(徳島キャンパス)24号館3階302教室

講 演:14時〜16時15分
1.内海 圭一郎 先生(讃岐化学工業(株))
「受託合成におけるスケールアップ ~ mLからkL へ ~」

   座長 安芸 晋治(大塚製薬)

  1. 井貫 晋輔 先生(徳島大学大学院医歯薬学研究部 教授)
    「有機化学的アプローチで挑む免疫調節分子の創出と機能解析」
    座長 南川 典昭(徳島大学)

ポスター発表:16時30分〜18時

プログラムおよび要旨

ポスター賞を題目「白金塩触媒を用いたグリコシル化反応の開発」を発表した川田真大(徳島文理大薬)さんに授与しました。

主催 日本プロセス化学会 東四国地区フォーラム(代表幹事 宍戸 宏造)

2025年度第2回(第38回)東四国地区フォーラムセミナー

2025年度第2回(第38回)東四国地区フォーラムセミナーを2025年12月13日(土)に徳島文理大学薬学部(徳島キャンパス)で開催します。

本会は若手研究者ならびに院生、学生を対象とした講演会で、プロセス化学の醍醐味、
重要性を学ぶセミナーを行っています。
多くの大学院生、学部学生、教職員ならびに企業の研究者のご来聴を歓迎します。
講演会の後、15件程度のポスター発表を受け付けます。
発表をご希望の方は、下記の連絡先までお申し込みください。
また、講演後に講師の先生とフォーラム幹事を交えた情報交換会・ポスター発表を行います。
奮ってご参加下さい。(参加費:一般1000円、学生500円[ポスター代表発表者は無料])

日 時:2025年12月13日(土)14 時~18 時 00分
     講演 14時~16時15分
     ポスター発表・情報交換会 16時30分~18時
場 所 :徳島文理大学薬学部(徳島キャンパス)
主催 日本プロセス化学会 東四国地区フォーラム

セミナー:14時00分~16時15分

1. 受託合成におけるスケールアップ ~ mLからkL へ ~
内海 圭一郎 先生(讃岐化学工業(株))
座長 安芸 晋治(大塚製薬)

2. 有機化学的アプローチで臨む免疫調節分子の創出と機能解析
井貫 晋輔 先生(徳島大学大学院医歯薬研究部 教授)
座長 南川 典昭(徳島大学)

ポスター発表:16時30分-18時
詳細及びポスター発表申込方法は、ポスター(PDF)をご覧ください。
ポスター賞応募規定(2025.01改訂)

ポスター発表申込について:ポスター応募要領参照
 申込をされる方は、発表題目、所属、氏名(発表者に○)、及び概要(100から200字程度。
図表に代える場合は字数を調整ください。)のwordファイルとpdfファイルをzipファイルにして、
メールで下記の幹事までお送りください。
また発表者の学年(○の方のみ)をご連絡ください。
申込期限: 2025年12月4日(木)
申込先 : 加来裕人(徳島文理大学) E-mail:kaku@ph.bunri-u.ac.jp
      三好徳和(徳島大学)   E-mail:miyoshi@ias.tokushima-u.ac.jp

連絡先 :加来裕人(徳島文理大学) E-mail:kaku@ph.bunri-u.ac.jp
代表幹事 :宍戸宏造(徳島大学名誉教授)
幹 事 :安芸晋治(大塚製薬)、内海圭一郎(讃岐化学工業)、大江匡彦(シオノギファーマ)、
小笠原正道(徳島大学)、加来裕人(徳島文理大学)、笹岡三千雄(ラベニール 3000)、
角田鉄人(徳島文理大学名誉教授)、難波康祐(徳島大学)、南川典昭(徳島大学)、三好徳和(徳島大学)、山田健一(徳島大学)

2025年度第1回(第37回)東四国地区フォーラムセミナー

日時:2025年06月21日(土)14時~18時00分
場所:徳島大学 長井記念ホール(蔵本キャンパス)

若手研究者ならびに院生、学生を対象とした講演会で、プロセス化学の醍醐味、重要性を学ぶセミナーを行っています。多くの大学院生、学部学生、教職員ならびに企業の研究者のご来聴を歓迎します。
講演会の後、 15件程度のポスター発表を受け付けます。
また、講演後に講師の先生とフォーラム幹事を交えた 情報交換会 ・ ポスター発表 を行ないます。
奮ってご参加下さい。
(参加費 一般 1000 円、学生 500 円 [ポスター代表発表者は無料]

1.化学を基盤とするmRNA医薬製造技術の開発
  阿部 洋  先生(名古屋大学 教授)
      座長:南川 典昭(徳島大学)
2.mRNA医薬・ワクチン開発の現状と展望 ~CDMOの立場から~
  中島 和幸 先生(株式会社ARCALIS ジェネラルマネージャー)
      座長:笹岡三千雄(ラベニール3000)

あわせてポスター発表を行います。(16時30分~18時)
ポスター申込締切:2025年6月12日(木)
詳細及びポスター発表申込方法は、ポスターをご覧ください。
ポスター賞応募規定(2025.01~)

連絡先:
南川典昭 (幹事:徳島大学) E-Mail: minakawa@tokushima u.ac.jp